Riku Oshima & qujioki 共作プロジェクト シングル「24hour」を公開

ここ最近、ニュースを見ていると、何か釈然としない感覚が残る。政治や経済、倫理の問題が複雑に絡み合い、日常に小さなノイズのような違和感を残す。どこか納得できないまま過ぎていく日々には、小さな違和感が着実に積もっていくのだろう。
そんな空気感とシンクロするかのように、Riku Oshimaとトラックメイカーqujiokiによる最新シングル「24hour」は、その違和感をそっとすくい上げてくれる。
シンプルにサンプリングされたアコスティックギター音、トラックは、LO-FIな質感をもちつつも余白と彩りを施した音像で空間をカラフルに満たしていく。その彩りはどこか“消化された表現”の強さでもある。Riku Oshimaの柔らかく中毒性のあるヴォーカルには音と言葉の隙間に宿る危うさ、あるいは温度が入り混じって存在している。<競争に紛れ/虚しくても繕って>の一節は自身や聞き手に問いを投げかけているようだ。彼らのサウンドが描くのは、劇的ではないけれど、確かに自分たちの現実に必要な「何か」だ。生きていく中での疎外感や満たされないものが表現されたリリックを通して日常とは何なのかを今一度思う。

 

「24hour」/ Riku Oshima & qujioki

2025/4/9 released
フォーマット:デジタル配信
レーベル:Oct Hatch Records
カタログNo.:OHR-0002
Lyrics by Riku Oshima
ALL Produced / Mixed / Mastered by qujioki
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