◾️SONICMANIA 2025 開催概要
日程:2025年8月15日(金)
時間:開場 19:00、開演 20:30
会場:幕張メッセ(千葉)
SUMMERSONICの前夜祭である、今年のSONICMANIAでは、COMMON、The Prodigy、Gesaffelstein、Floating Points(ライブ)をはじめ、豪華な顔ぶれがそろいました。
日本勢ではPerfume、電気グルーヴ(Denki Groove)、Tohji、2hollis、きくお、MFS、みんなのきもち、Common、きゃりーぱみゅぱみゅ、The Spellbound、Boom Boom Satellites、Skryu、Samo、ShioriyBradshaw、Tyrkouaz、砂原良徳(Yoshinori Sunahara)など多彩なアーティストが登場しました。
Metropolis Japanによれば、「電子音楽とオルタナティブなアクトが夜通し続く異色のレイブ」イベントという設定で、幕張メッセの広大な施設を活かしたステージ構成、没入型のビジュアル演出、くつろげるチルアウトゾーンなどが設けられていました。深夜まで音に包まれながら、光と音のダンスフロアを駆けるような体験が提供。今回は出演した中から4アーティストをピックアップしてレポートします。
COMMON


セットリストは、Dreamin’、The Corner、Respiration(Black Starカバー)、Get Em High(Yeカバー)、Fortunate、They Reminisce Over You(T.R.O.Y.)、The People、Be(イントロ)、The Food、Testify、フリースタイル(ステージ上の観客と即興ラップ)、Come Close、I Used to Love H.E.R.、Love of My Life(An Ode to Hip Hop/Erykah Baduカバー)、ヒップホップ・カバー・メドレー(Just a Friend/Nuthin’ But a “G” Thang/C.R.E.A.M./Juicy)etc.
代表曲のオンパレードでヒップホップの黄金期から現代までを横断するような贅沢な時間。観客との掛け合いも盛り上がり、客席スタンドにも行き来してくれるなど、サービス旺盛なライブを感じさせてくれました。
なお、今回10年ぶりの来日となるCOMMONは「Billboard Live & JUJU’s BEACH PARTY」に出演しました。
2HOLLIS


「SONIC STAGE」で登場が発表されていた若手注目アーティストである2HOLLIS、国内外から期待されているネクスト・ブレイク・スターの1人として注目されており、エレクトロやヒップホップなどジャンルの垣根を越えるサウンドが評価されています。既存ファンも多く詰めかけ、若さと創造性あふれるエネルギッシュなステージングが会場を湧かせました。
Floating Points(Live)


エレクトロニック・ミュージック界の“頭脳派”として知られるFloating Pointsによる生演奏は、ビート・音響・映像演出がシンクロした没入型体験へと誘われます。彼の精密かつドラマティックな展開は、早くも話題になり、観客に強烈な余韻を残しました。
途中「宇多田ヒカル」がサプライズで登場し、会場は更に盛り上がりをみせました。
THE SPELLBOUND × Boom Boom Satellites
「THE SPELLBOUND ✕ BOOM BOOM SATELLITES」としての特別な共演が実現した。SNS上では「Dive For You」をはじめ複数の楽曲が披露されたことが話題となり、大きな反響を呼んでいる。電子ロックの硬質なサウンドとエモーショナルなビートが融合したパフォーマンスは、彼らの原点を想起させながらも、さらなる進化を印象づける内容であった。オルタナティブシーンにおける存在感を改めて証明するとともに、ヨーロッパをはじめ海外でも評価を集めてきた日本発のバンドの矜持を体現するステージであったといえる。
SONICMANIA 2025は、エレクトロニックミュージックの最前線を体験できる“オールナイト・レイブ”として、国内外から多くの音楽ファンが集まりました。熱狂的なビート、アーティスト同士の化学反応、没入感のある演出と、唯一無二の電子音響体験が詰まった夜でした。